今も昔も変わらない都心部から離れた海沿いには、たくさんのサンゴが生息しています。
日本に輸入されるサンゴの大半はインドネシアから来るものが多く、サンゴのバリエーションや、インドネシアにしか生息しない希少な種類などが存在し、
マリンアクアリウムを飼育されているユーザーは、インドネシア産サンゴを飼育した経験が一度はあるのではないでしょうか。
しかし数年前にはインドネシア産サンゴの輸出禁止により数年間日本への輸出も止まってしまう事態となり、
環境保全のためにも、ブリード化がより一層加速し、再度解禁されるようになりました。
そのためアメリカなどには、インドネシアの希少な個体が輸出され、フラグとして販売されることもここ数年で目立つようになっています。
インドネシアには離島も多く、様々な地域から空輸やトラックなどでそれぞれのファームがあるストック場に集められます。
ストック場も一か所ではなく、数キロ離れた場所など点々と存在します。
また、地域により同じ種類のサンゴでも色の差や、状態の差、金額の差などがあり、それらを買い付けるためには、ノウハウや経験が必要となります。
アクアテイラーズでは、現地に専属スタッフが常駐しており、様々なストック場を日々回り、バイヤーなどと長年にわたり信頼関係を構築し続けることにより、 日本では中々流通しないような種類や、綺麗なサンゴを入手できるようになってきました。
現地専属スタッフにより、ペンライトやブルーのLED下にて、蛍光タンパクが強いサンゴや、
個体のサイズ感、色合い、個体の種類など、膨大な量のストックの中から毎回選定します。
また、日々現地スタッフとコミュニケーションを取ることにより、売り場での在庫感、現地での在庫感などを照らし合わせて輸入します。
日々会話をすることにより、私たちが知らないことや、現地スタッフが知らないことなど細かく共有できるため、より一層面白い便を作る事ができます。
さらにアメリカや日本以外の国に出荷される荷物も多く、その中には非常に希少な種類なども混載されていることが多いため、
それらを現地で交渉し、入手しやすい状況を作っています。
現地に出荷専用のファームを作り、そこで出荷まで保管し、状態管理を行います。
採取されたサンゴは、ダメージを受けている個体もあり、到着時にロスを防ぐためにも、
日々天然海水にて換水し、状態を落ち着かせてから輸出されます。
また、サンゴだけではなく、海水魚のストックヤードも常設していますので、
シマヤッコ、ニシキヤッコ、ナンヨウハギなどの人気種は、デルマリンフードを与え、餌付きやすいようにし、輸出されます。
また、トリートメントする事により、日本に到着時に、病気が出にくいように状態管理されています。